↑宮城の次は岩手ね。くらいに思ってたが実際走るとかなり遠い。陸前高田、奇跡の一本松に着けるだろうか。
↑道に迷い松島に。雨のせいか人気の無い中、外国人子供連れ家族が傘をさして歩いてた。ハローと声をかけた。秋冬に来れば、牡蠣に会える。
↑雨中、石巻へ。海沿いの平地。2011.3.11の津波のことを思う。
↑石巻「竹の浦」という店。海の幸に邂逅。震災から6年後、呑気に刺身定食を食すことに複雑な気持ちもありつつ。
↑計画に無理があった。奇跡の一本松を断念。雨はより強くなり。
↑途中、石ノ森章太郎さんの生家に遭遇。博物館は休館日だった。土砂降りクライマックス。
↑高校のとき見た「銀河鉄道の夜」のアニメが好きだった。音楽は細野さんだった。宮沢賢治は童話創作に才のある方だと思う。「さるのこしかけ」という作品の「ははあ、これがさるのこしかけだ。けれどもこいつへ腰をかけるようなやつなら、すいぶん小さな猿だ。そして、まん中にかけるのがきっと小猿の大将で、両わきにかけるのは、ただの兵隊にちがいない。いくら小猿の大将が威張ったって、僕のにぎりこぶしの位もないのだ。どんな顔をしているか、一ぺん見てやりたいもんだ。」というところが好きだ。
↑その近辺の森。蝉のサラウンドが心地よかった。フェイドインしてはフェイドアウトする声。なんという蝉なのだろう。
その後、鉛温泉では、立って入る風呂に男三人。ここは一番年長者っぽい自分が話しかけるのが世の習わしかと思い、話しかける。うち一人は、震災のときに瓦礫の撤去の手伝いに来て、それ以来の東北だという。わたしは「募金以外なにもできなかった」と話すと、彼は「こうして東北にきてお金を使うのも復興支援じゃないすかね」と恥ずかしそうに語る。「そうっすよね」と答えた。